「猛暑襲来」が終わって秋が到来・・・

10月になりました。すごしやすい季節の到来です!夏休みが終わり、大学にはいつもの活気が戻ってきました。受験生は、これから本番に向けたラスト・スパートをかけはじめる季節でしょうか。なかには「ねじりハチマキ」で気合いを入れる受験生もいるようで、「合格」なんて文言が入っていたりします。「神風」入りのハチマキもありますが、ちょっと受験期には馴染まないかもしれませんね。

そういえば先日、その「神風」が吹いたとされる土地に行ってきました。福岡です。博多湾沿いにある西南学院大学からの依頼で、集中講義を1週間やってまいりました。1学期分の授業を1週間に詰め込んで行なう、密度の濃いものでした。(授業内容は「ポピュラー・カルチャー研究」というもので、英語で書かれた文献を少人数の受講生らと検討しあうゼミナール形式のものでした。)

さて、この大学の1号館には「元寇防塁」を展示したコーナーがあります。「元寇」というのは、チンギス・ハンが統一した元(モンゴル帝国)が1274年と1281年の2度にわたって日本に遠征軍を送った出来事ですよね。(もしかしたら、「蒙古襲来」といった呼び名の方が馴染みがあるという人がいるかもしれません。) いずれにせよ、この2回とも失敗に終わったわけですが、このとき日本を救ったのが「神風」だった、というのがポピュラーな理解の仕方のようです。でも実際には、ただの暴風雨だったわけですが、それではストーリー(ヒストリー)としてインパクトが小さい。それで、いつの頃からか、あれは「神風」だったのだということになったのでしょう。また、単に暴風雨が日本を救っただけでなく、やはり日本側も自ら海防対策を行なっていたわけで、それが「防塁」 (英語で言うと defense wall ) なのです。

なんだか暗に他大学の宣伝をしてしまったかもしれませんね。それでは、獨協大学の宣伝もしましょう。明日10月3日(日)はオープン・キャンパスです。そこで、ワタクシ(板場)が「入試対策講座(英語)」の講師を務めます。午前と午後、1回ずつ行ないます。受験生の皆さん、ふるってご参加ください!
オープンキャンパス情報

もう1つ。同日(つまり明日)、大学院でもシンポジウムが開催され、ワタクシは司会として参加いたします。慶応義塾大学の巽先生をお迎えしてのイベントで、テーマは「文化の翻訳」です。対象は学部生や大学院生、研究者などです。興味のある方は是非どうぞ!
大学院シンポジウム情報


 

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