オープンキャンパス
昨日は(そして本日も)オープンキャンパス,
私は英語学科の模擬授業を担当しました.
今回は言語コミュニケーションコースの選択科目,
『言語情報処理』を紹介しました.
この授業では,言語データベース(=コーパス)を
専用ソフトウェアを使い分析し,
人間の目で見るだけではわからない,特徴を見つける
というものです.コーパス言語学の基礎的内容です.
来場する高校生の皆さんに身近なものをサンプルにと,
高校で使用されている英語の教科書と,入試問題の
長文英語を比較する形で進めました.
分析は,「量」,「複雑性」,「語彙難度」の観点から行い;
・センター試験とリーディング教科書は
いずれの観点においても似ている
・東京外国語大学の長文は圧倒的多量!
・東京大学の長文は長くはないけど,文構造が複雑
・獨協長文は使用されている語彙がやや難
といったことを示しました.
また,普段はあまり聞きなれないかもしれない
「コロケーション」= 単語と単語の結びつき
の話もしました.
ちなみに,皆さんは次の色を表す単語に続く名詞で,
もっとも高頻度なものは何だと思いますか??
red
blue
yellow
white
答えは...!
つづく.